ニコン党の私がカメラコレクションにソニー機を加えたわけ
昨年末、Nikon Zが発売されカメラ業界はフルサイズミラーレスに関心が集まり、引き続き開催されたCP+でも話題の中心はフルサイズミラーレスであったが、それらに私は全く関心は無かった。
それが変化したのはSony α6400の登場だった。以前から記念写真用に自撮り機能のバリアングル液晶の機種を考えていたからだ。この機種と自撮りに有効な広角レンズとコンバーターをYoutuberのジェットだいすけ氏が取り上げていて、この動画視聴後間も無く同機種を購入した。
同機種については同じくYoutuberのイリコ氏がその優れたAF性能について述べていたので、この機種を実際に使用したことから、このことで確証を得たことにより、当初購入したレンズの写りに物足りなさを感じたので、Zeiss 4/16-70を追加購入した。このα6400と16-70のセットはわずか800gに過ぎず、最近流行りの背中に斜め掛けに背負う小さなカバンにさえ収まるすぐれものなうえ、その写りが素晴らしいものであった。
こうなると、フルサイズ機を試したくなってしまうのは自明の理であった。こうしてついに私はNikon D750と4/24-120,3.5-4.5/18-35,1.8/35,1.8/50を売却し、Sony α7Ⅲと2.8/24-70GMを入手するに至った。
そもそも私のレンズは殆どがZeissだったし、Nikonも数本所有していたが、殆ど使わず仕舞いだった。まずAFはピント外れが多かったし、色のりもZeissの方が圧倒的に好きだったからだ。つまり愛機はNikonのDfだが使用レンズはほぼzeissでzeiss党といってもよかったからだ。なので、zeissのAF且つズームレンズを持つSonyには以前から魅力を感じていたし、老眼が進んだため優れた瞳AFを誇るSony機をそのコレクションに追加するのも自明の理だったかもしれない。
ただ一点、Nikon Df とそのzeiss zfシリーズ群を手放さなかったのは、写真を撮る行為の楽しさについては、フィルム時代のフルマニュアル機時代から親しんだ、カメラっぽいDfが大好きなことに他ならない。多分、そうした思いはこれからも変わらないと思う。
便利な道具であるSonyとそのズームレンズ、絵作りが楽しいDfとzeissの単焦点マニュアルレンズ群の二刀流、それがこれからの私の道楽の道である。